ゲーム機の上には埃が積もっている
部屋でゴロゴロしている。
「何もする事がないヌマ〜」
ゴロ〜、ダルダル〜、ノベ〜。
「ヌマ〜〜」
大の字で場所取り、ぼうっと天井を見ながら嘆く。
ワイの部屋には何にもない。
テーブルに置いている本を適当に一冊手に持ちパラパラとめくってみる。
2ページ程、だれる。
「なにすればいいヌマァ〜」
四肢を使い感情を表現する。
ジタバタジタバタ、ジタバタジタバタ。
時計の針はお昼時。
寝ているだけで腹は減らない。
体が溶けて床と少しずつ一体化。
「ぐでヌマハァ〜」
本当にやる事がない。
昔はなにをしていたのだろう。
思い出せるが同じ熱で取り組むことはできないだろう。
ゲーム機の上には埃が積もっている。