蒙古タンメン中本のカップラーメンがあったかくてたまらないんだがwwwww
駐車場に車を停めて一息つく。
途中凍結した路面に命を狙われながらもなんとか辿り着くことができた。
これは・・・
覚悟を決めた者のみが許される買い物だ。
蒙古七・一一の戦い
「いらっしゃっせ〜^^」
最適化された挨拶を背に受け曇ったメガネを拭く、視界は良好だ。
店員の笑顔は本物なのか、そんな小さな疑問について考える余裕はない。
これは天命、ワイは鼻息荒く足早にカップラーメンコーナーに向かう。
立ち読みをしている男が避けるように本棚側に身を寄せる。
そんなことしなくてもワイがオタ芸で鍛えた運動能力で簡単に躱せるというのに・・・。
舌打ちのような音が聞こえた。しかしここで怯んではいられない
『あの子』を目にするまでは・・・。
何秒経っただろうか。
視線を少し上げる、『君は』突然に、そして大量にワイを待っていた。
「「「お帰りなさいませご主人様!!!」」」
声が聞こえた。
「ブヒィブヒィブヒィ!!!!!!!!!!!!!!」
たまらず両の手で強く抱きしめる。心なしか蒙古ちゃんは赤面しているような気がした。この子だけでは満足できず狂ったようにカゴに一人また一人とぶち込んでいく。
「ああああああああ会いたかったよ蒙古ちゃああああああああん♡」
そこから少しの間の記憶がない。気がついた時には外にいた。
ポケットにくしゃくしゃのレシートが入っていて、お風呂に入っている蒙古ちゃんを手に持っている。
体が徐々に冷えていく中手のひらだけは優しく暖かく、五分という永遠にも思える時間が過ぎるのを待っていた。